昨日、会社から帰ったら、妻が妙に優しかった。
家についてドアを開けると、妻が急いでリビングから出てきた。
いきなり出てきたので驚いて、
「どうしたの?」
と聞いたら、
「ううん、別に。晩御飯今作っているから、ちょっと待っててね!」
と言ってきた。
おかしい・・・
いつもは帰ってきてもリビングから玄関まで出てこないし、「待っててね」なんても言わない。
今日は何か態度がおかしい・・・
その時ふと、
「まさか、矢口(やぐ)った!?※」
※矢口る(やぐる)とは、交際相手や配偶者などに浮気や不倫の現場を目撃されるという意味(Weblio辞書より)
と思い、急いで寝室に行って、クローゼットを勢いよく開けた。
すると、中には、、、、
誰もいない。
そりゃ、そうだ。
まだ小さい娘もいるのに、男を連れ込む訳がない。
すると何だろう?
リビングに戻って、妻にいくつか質問してみた。
「今日、何かいいことでもあった?」
「何か欲しいものでもある?」
「今日は何かの記念日だっけ?」
どれも、はずれだった。
だったら、何だろう!???
本当に心当たりがない。
何か悪いことが起こる予兆としか思えない。
なんとも言えない不安な気持ちでいっぱいになりながら、とりあえず服を着替えようと思って、タンスのある部屋に入り、ふと横にある机の上を見て、衝撃を受けた。
「これだ・・・
すべて謎は解けた!」
金田一少年やコナン君も、事件を解決したときにはこんな気持ちになるに違いない。
妻の不可解な優しさは、間違いなくこれが原因だ。
そう、この机の上に置いてあった一冊の本が・・・

あかん、俺、めちゃくちゃ心配されてる・・・・
先日図書館に娘と行ったときに、珍しいタイトルの本だったので、面白半分で借りてみて、読まずに机の上に放置したままなのを忘れてた・・・

