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コメ価格と南半球の農耕サイクルと収穫祭(そぞろ)

ひとりごと

最近何かと話題のコメ価格。
新米の時期になって落ち着くかと思われていたけど、それほど価格は変わらず。というか、新米価格は昨年よりも高め。
収穫量は715万3,000トンの見込みで、去年に比べて63万トンほど増える見込みにも関わらず。

それもそのはず。
JAなどの大手が仮渡金(概算金)の価格を上げて仕入れているので、多少増収となったとしても損をして売りに出すわけにはいかない。
最大手が一定の価格以上でないと卸さなければ、市場にコメが出回らないのだから市場価格も当然上がってくるのは当然。
資本主義経済による売り渋りの様相になっている。

一方、新米価格が高すぎて売れず、米屋が困っているとのニュースも。
来年になれば、今年仕入れた高値の新米も古米になるので市場価格は下がると思われるので、小売店はこれまで以上の苦境に立たされるかも?
小売店よりも在庫を多く持っている卸業者か。

南半球の農耕サイクル

そんなことを考えていたら、ふと秋は新米、収穫の時期だけど、季節が正反対の南半球ではどうなんだろう?と疑問が湧いてきた。
20年近くの昔、ワーキングホリデービザで1年ほどオーストラリアのシドニーに住んでいたことがあったけど、年中温暖な気候で、日本の猛暑日みたいに暑い日が無い分かりにダウンを着るような寒さも無かったので特に気にしたことが無かった。

ていうか、そもそも12月って「夏」と呼ぶんだっけ?それとも日本と同じく「冬」だっけ?
と分からなくなったので調べてみたら、月で季節が決まるのではなく気温で季節が決まるとのこと。当たり前か。

北半球の季節 南半球の季節
12月~2月 夏(Summer)
3月~5月 秋(Autumn)
6月~8月 冬(Winter)
9月~11月 春(Spring)

オーストラリアでは主に小麦、大麦、オーツ、キャノーラ(なたね)などの栽培が主流で、3月~6月の秋に作付け、7月~9月の冬は生育、10月~翌年1月の春~夏にかけて収穫する流れとのこと。

季節は日本と逆でも、日本も秋(9月〜11月)に米を収穫するので収穫時期は同じってことか。

収穫祭

収穫時期で思い出したのが宮中行事の「新嘗祭(にいなめさい)」。
五穀豊穣の神への感謝と翌年の豊作を願うための儀式で、天皇家の方々が毎年収穫時期に行っているのは知っていたけど、詳しくは知らないので調べてみた。

新嘗祭(にいなめさい)

新嘗祭は、日本で最も古くから続く宮中祭祀の一つで、天皇がその年に収穫された新穀(新米など)を天神地祇に供えて神様に感謝を捧げます。
また天皇自らも新穀を食することで、新しい生命力や活力を得るという重要な意味を持っています。
この新嘗祭の歴史は古く、奈良時代以前から存在したそうです。

開催時期は毎年11月23日で、宮中の神嘉殿(しんかでん)で執り行われています。
現在11月23日は「勤労感謝の日」となっていて、戦後「新嘗祭」から「勤労感謝の日」に名称が変わりましたが、元々は「五穀豊穣」を神に感謝する日でした。

神に捧げるその年に最初に実った稲の穂のことを「初穂(はつほ)」といい、神社などで使われている「初穂料」の語源となっています。

当初は最初に実った稲の穂をお供えしていましたが、時間の経過とともに、稲穂だけでなく、野菜、果物、魚などの初物(その季節に初めて収穫・漁獲されたもの)も「初穂」として捧げられるようになりました。
さらに時代の変遷による生活様式の変化に伴い、誰もが「初穂」の現物を準備することが難しくなったため、その初穂の代わりに金銭を捧げる形が定着したとのことです。
なので、神社で呼ばれている「初穂料」は、「最初に実った稲穂」の代わりに神様に収めているということですね。

神嘗祭(かんなめさい)

ちなみに皇室の祖神である天照大御神(あまてらすおおみかみ)を祀る伊勢神宮で行われている収穫祭は「神嘗祭(かんなめさい)」と呼ばれ、毎年10月17日を中心に行われています。

この神嘗祭も新嘗祭と同じく、その年の初穂を奉納し、豊かな実りの感謝と翌年の五穀豊穣を祈願する祭典です。

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