「日本で一番高い山は?」
と聞かれたら、みんなが、
「富士山!」
と答えると思います。
「では、日本で2番目に高い山は?」
と聞かれたら答えられますか?
答えは、日山梨県の北西部に位置する『北岳(きただけ)』です。
知っていました!?
ちなみに北岳は、死火山(有史以来、噴火がない山)としては日本で最も高い山だそうです。
さらに言うと、富士山は一時期、日本で一番高い山じゃなかった事を知っていますか?
富士山が日本一でない理由
富士山が日本一でない理由は、1895年から1945年の間、台湾が日本の領土の一部であったためです。(いわゆる日本統治時代)
台湾に新高山(にいたかやま)という山があり、その標高が3,952メートルと、富士山の3,776メートルよりも高かったため、台湾が日本の領土になった事により、日本一の座を譲り渡すことになりました。
標高の比較
富士山の標高:3,776メートル
新高山の標高:3,952メートル
学校での教えていた内容
明治期の教科書では、
「日本の高山は台湾の新高山なり。
その高さは一万三千七十余尺にして、富士山より高きこと凡そ千尺なり。
昔より富士は日本一の高山と称せられしが、明治27年戦役の後、台湾の我が領土となりしより、富士は第2位に落ちたり」
と富士山の2位転落について記載されていました。(書籍「日本が「神の国」だった時代」より)
この記載では、富士山が2位に転落した事よりも、領土が増えたことを讃える内容だったとの事です。
歴史に出てくる「新高山」
新高山と聞いて連想する人も多いと思うのですが、1941年12月2日に発令された日米開戦の日時を告げる暗号電文『ニイタカヤマノボレ一二〇八』の「ニイタカヤマ」が、この新高山のことです。
※同じく有名な暗号文「トラトラトラ」は、真珠湾攻撃の開始合図で、「ニイタカヤマノボレ」は日米開戦の開始を告げる暗号文になります。
ちなみに現在、新高山は「玉山(ぎょくざん)」という名前に変わっています。
第二次世界大戦で日本が敗戦し、台湾の領有権が中華民国に移る際に、現在の名前に変更されました。

