PR

生産拠点シフトと白い恋人

今日の日経に載っていたが、製造業が東南アジア内の生産拠点の配置を見直す動きが出てきたらしい。

特にタイは中国元の上昇に対して割高になっているため、割安な通貨であるベトナムなどへのシフトが起こっているとの事。

タイの日用品最大手のサハ・グループ傘下である、ユニオン・フットウェアは国内5箇所の工場を閉鎖し、4500人のリストラを行い、さらに上場も廃止するらしい。

主な原因はタイバーツの上昇により、大手発注先である米ナイキからの注文が減り、赤字が続いていたからとの事。

1社に対する受注シェアの拡大は、経営的に安定しないと言ういい例だろう。

以前に「白い恋人」で有名な石屋製菓の社長がTVのインタビューで「『1商品に頼るのでは無く、この儲かっている時期に新商品開発を行ったほうがいい』と知り合いの経営者に進められるけど、『白い恋人』一本に経営資源を集中し、『白い恋人』と心中します」という内容の話を聞いた。

バブル期の失敗で多くあげられるのが「経営の多角化の失敗」なので、リスクは大きいけれども「白い恋人」ほどオンリーワン商品であれば「そういう選択もありか」と思っていたけれど、今の状況は戦略が裏目に出ている。

不二家は生菓子以外に焼菓子もあったので一部生産を続けることができたが、石屋製菓は完全に生産ラインが止まっていると聞いている。

最近のミートホープもそうだし近年の雪印などの例もあるので、北海道の優良企業として名を馳せた同社もかなり厳しい状況におかれているのは間違いない。

三重県の「赤福」についで、全国で2番目の生産量を誇るお土産なだけにもったいない。

リスクの分散は重要だが、コンプライアンスの方が最大のリスク要因ということか。

コメント